フィジーライフ、滑り出し順調!

フィジーの首都、スバに赴任したのが10月3日だったので、もうすぐ2か月になる。ずいぶん更新を怠っていたものだ。
到着時に3時間だった日本との時差も、サマータイムのため今は4時間に。
家は、少し前に帰国した日本人が住んでいた家具付き2LDKに決定。郊外の物件に比べて狭いし、時計は遅れる、洗濯機は脱水時に回りっぱなしで止まらないなど、いろいろ難ありだが、しろちんの職場に近くオーナーも良心的なので、総合的には満足している。

到着してしばらくは、食材やキッチンツール、生活必需品を買いまわる日々だった。当初は物価が高くて、思うように買い物ができなかった貧乏性の私も、今ではあきらめて(慣れて)買えるようになった。

着後最優先で動いたのが、ぽぽたんの学校の手続き。日本で全く準備をしていなかったので、すぐに学校に行き、手続きや入金を済ませ、まだ時差ボケが残る4日後には、通学開始。英語が全くわからないぽぽたん、最初は不安そうにしていたが、インターナショナルスクールは数年程度の海外赴任者の子が多いため、転校生や英語が話せない子には慣れているのだろう、先生やクラスの子たちがとにかく親切で、常に話しかけて、サポートしてくれているようでありがたい。
4学期制の4学期目が始まったところで入学し、今は学年末。もうすぐ6週間の長期休みに入り、1月末からは3年生になる。勉強は、英語が分からないからちんぷんかんぷん。持ち帰る宿題も、私がサポートしてあげないと何もできない。長期休み期間は、英語の特訓だな。
それでも、お友達は沢山できて、休み時間には一緒に楽しく遊んでいるようで、本当に安心した。先日は、一番仲良しの中米出身の子がplaydate(放課後に家に遊びに行くこと)に誘ってくれて、じょーじも連れて遊びに行ってきた。その子も4か月ほど前に来たばかりで、最初は英語が分からずに泣いていたというが、今ではペラペラ。ぽぽたんも、今はインプットの時期で、もうすぐアウトプットがでてくるよ、と周囲が言うようになるといいな、と思っている。

じょーじは、多くの日本人が通っている近所の幼稚園に入園。こちらも英語は全くなので、最初の3日ぐらいは別れ際に涙を見せていたが、その後はニコニコで登園するようになった。先日、郊外の牧場に遠足に出かけた際も、誰よりもはしゃいで羊に触ったり、オレンジを収穫したり川遊びをしたりしていて、安心した。お友達の名前は覚えているし、寝る前にはフィジー国歌らしき歌を口ずさんでいて、おもしろい。
日本では文字に全く興味のなかったじょーじ、そのうち幼稚園が教えてくれるからいいや、と思っていたが、フィジーに来ることになり、ぽぽたんと一緒に日本の通信教育を始めた。付録のひらがな教材がお気に入りで、1か月でひらがなを全部覚えてびっくり。急がなくても、時期が来れば覚えるものなのだな、と思った。

私は、買い物と食事の支度の日々。運転免許の手続きが完了するまでの1か月ほどはタクシーと歩きで回っていたが、車に乗れるようになっていろいろ便利になった。
日本と同じ食材は手に入りにくいため、いつも何を作って食べようか、ということが一番大変に感じる。しろちんは職場まで歩いて数分なので、ランチも帰ってきてうちで食べる。子供たちはお弁当を持っていく。なので、家族の3食全て、私が用意するのだ。責任重大。
肉は基本骨付きで、かたまり。日本で一般的な鶏モモのから揚げや親子丼は、難しいということ。豚や牛の薄切り(それでも日本のより厚い)は特別な肉屋に行って冷凍になっているのを買うのだが、部位が異なるため、使いづらい。肉の味も強く、だしを効かせた薄味の和食には向かない感じ。肉じゃがとかね…。
牛肉は日本に比べて安い(1キロ1000円位)ので、サーロインステーキとか、あとは骨付き肉を煮込んでカレーやシチューにしたりと、結局は現地の人たちが食べている食べ方が参考になる。
街の中心地にあるマーケットでは、新鮮な野菜や果物が手に入るので大好き。パイナップルやマンゴー、バナナなどは、我が家に常備してあって、朝食やスナック(学校で10時に食べるおやつ)に持たせたりする。週末には様々な魚介類が並び、まだ買ったことないけど、カラフルな魚に交じってロブスターやカニ、エビなども手に入る。先週末は、ウニに初挑戦。激安で冷蔵庫にも入っていないからちょっと心配だったけど、昼はウニのクリームパスタ、夜はウニ丼で楽しんだ。

ここで数年暮らす上で、心がけたいこと。

・ 現地の文化を尊重する。これは、アフリカではできなかったことの反省から。ついつい自分の考えを押し付けることが多かったが、ここでは穏やかな人が多く、みんなとお友達になれそうな気がしている。うーん、でも暮らしているうちにいろいろ出てくるのかな、ストレスの種が。
・ 英語の上達。1対1ではそれなりにコミュニケーション可能だが、グループになると置いていかれることが多い。今までは真面目に勉強したことがなかったが、ここでは恥を恐れずどんどんいろんなところに行って、人と交わり、家でも勉強して、語彙を増やしたい。
・ そして何よりも、家族の健康。みんなが元気で過ごせるように、おいしいご飯を作って、楽しい家庭を心がけたい。